気付いたら、部屋が人外に占拠されていました。
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今はただ、亡き犬のために満開の花を。
ブログを移転してから花苗と植え付けの話ししかしていない事に気づいたから、たまには花壇の話しを。
・・・とか言いながら、テレビ見てたせいで遅くなったからという。
最近買った花苗が多く植わっているのは、中心となる花壇(※)の一角のここ。
まだ植え付けたばかりだからスカスカ。
ここはどこかといったら、
朽ちかけた犬小屋のすぐ横。
今でこそ愛玩犬としてお犬様は家の中で暮らしているが、私が生まれてから高校生の頃まで、二匹の犬がここで鎖に繋がれていたんだ。
その頃はまだ田舎まで犬を愛玩犬として飼うことは広まっていなくて、ただ、番犬として飼われていた。
ドッグフードは普及していなくて高価な物とされ、残飯が主な餌だった。
家から少し離れた場所で、人間は必要最低限しか会いに来ない。
仲間も居ない。
自由もない。
寂しくて辛い毎日だったと思う。
二匹とも、今のお犬様と同じ七歳の時に病気で呆気なく亡くなってしまった。
一匹目は私が偶然風邪で学校を休んでいた日で死に目に会えたが、二匹目が亡くなった時に私は高校生で、毎日土日関係なく通学して帰りは夜十時。
外が薄暗い時間帯に家を出て真っ暗になってから帰るという生活をしていて、犬小屋の前は車でしか通らなかった。
親に亡くなった事を隠されて、気付いたのは一週間が経った後だった。
それからずっと、殺風景なこの場所が気になっていたんだ。
犬が居た頃は犬小屋の前には松の木があって、外の風景が見辛く閉じ籠った場所だった。
せめて、今からでも、犬小屋から見た景色が味気ない草藪の緑だけじゃなくて、色んな匂い溢れる愉快な花壇にできないかなって。
きっかけは、ごろにゃーがこのボロボロの小屋に興味を持ったからだった。
何年経っても後ろめたさが抜けなくて、目を背け続けて最近まで放置されていた遺品を片付けた。
花壇の前まで出られる獣道を作っている。
今この小屋は、ごろにゃーが花壇弄りをする私を待っている間の待合小屋に使っていて、屋根には小鳥が来たりする。
土が肥えれば、虫も来る。
その虫をごろにゃーが狙う。
花壇を弄っていると、お向かいの家の犬が遊びに来る。
ちょっとだけ、愉快な花壇に近付けたかな。
犬小屋は新しくしない。
亡き犬たちがお盆にでも自分の小屋に還って来て、変わっていく今の庭を見てくれると思いたいから。
今はまだ花が少ないけれど、毎年毎年少しづつ、花が増えていけばいい。
・・・とか言いながら、テレビ見てたせいで遅くなったからという。
最近買った花苗が多く植わっているのは、中心となる花壇(※)の一角のここ。
まだ植え付けたばかりだからスカスカ。
ここはどこかといったら、
朽ちかけた犬小屋のすぐ横。
今でこそ愛玩犬としてお犬様は家の中で暮らしているが、私が生まれてから高校生の頃まで、二匹の犬がここで鎖に繋がれていたんだ。
その頃はまだ田舎まで犬を愛玩犬として飼うことは広まっていなくて、ただ、番犬として飼われていた。
ドッグフードは普及していなくて高価な物とされ、残飯が主な餌だった。
家から少し離れた場所で、人間は必要最低限しか会いに来ない。
仲間も居ない。
自由もない。
寂しくて辛い毎日だったと思う。
二匹とも、今のお犬様と同じ七歳の時に病気で呆気なく亡くなってしまった。
一匹目は私が偶然風邪で学校を休んでいた日で死に目に会えたが、二匹目が亡くなった時に私は高校生で、毎日土日関係なく通学して帰りは夜十時。
外が薄暗い時間帯に家を出て真っ暗になってから帰るという生活をしていて、犬小屋の前は車でしか通らなかった。
親に亡くなった事を隠されて、気付いたのは一週間が経った後だった。
それからずっと、殺風景なこの場所が気になっていたんだ。
犬が居た頃は犬小屋の前には松の木があって、外の風景が見辛く閉じ籠った場所だった。
せめて、今からでも、犬小屋から見た景色が味気ない草藪の緑だけじゃなくて、色んな匂い溢れる愉快な花壇にできないかなって。
きっかけは、ごろにゃーがこのボロボロの小屋に興味を持ったからだった。
何年経っても後ろめたさが抜けなくて、目を背け続けて最近まで放置されていた遺品を片付けた。
花壇の前まで出られる獣道を作っている。
今この小屋は、ごろにゃーが花壇弄りをする私を待っている間の待合小屋に使っていて、屋根には小鳥が来たりする。
土が肥えれば、虫も来る。
その虫をごろにゃーが狙う。
花壇を弄っていると、お向かいの家の犬が遊びに来る。
ちょっとだけ、愉快な花壇に近付けたかな。
犬小屋は新しくしない。
亡き犬たちがお盆にでも自分の小屋に還って来て、変わっていく今の庭を見てくれると思いたいから。
今はまだ花が少ないけれど、毎年毎年少しづつ、花が増えていけばいい。
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