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気付いたら、部屋が人外に占拠されていました。

   
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先生に写真を見て描いてはだめ!とか、
写真を見て描いたでしょ!と何故ばれるのか。

高校生の頃、デッサンを描いている時に
「地球規模でないと三点透視法で描いては駄目」と言われました。


それはカメラのレンズは一つで、
人間のレンズは二つに脳を使って感覚的に見ているということだと思います。



極端に図を描いたので違和感ありまくりですが、
(良い子は水平線上に2点を描こうね!←フリーハンドガタガタ適当人間)
部屋の隅をカメラで見下ろして撮ると3点透視図法になっていると思います。
一方、自分の目で見た時は壁は、自分の体に平行に立っていて、
床は自分に垂直になっているという補整がかかって
2点透視図法の意識で見ていますよね。(もしかして私だけ?)
デッサンを描くにも無意識にテーブルに垂直に物が立っているという様に描いて、
視界に描いている画面が平行でテーブルは手前に傾いている様に描く人は
滅多にいないと思います。
絵を描くときは当たり前の様に床に平行か壁に平行の仮定で描きますよね。


写真で描くとばれる理由はこれだと思います。


だがしかし、これ、大きい絵を描くと間近で見た時は大丈夫なのに
遠くから見たり写真で縮小して見ると違和感が出る時もあるのですよ。



1点透視図法で描いていますが、
写真で実際のモチーフ撮ると2点透視図法になっていると思います。(床の方向に奥行きが出る)
視界に平行に近い角度で傾いている鏡が1点透視図法に極端に補整されたために
長方形に見えないのですよね。
画面の縁がそれを誇張しています。
鏡を視界に平行に描いていれば画面の縁の四角に平行になっていたはずです。
四角形の物が実際の四角形の物の角度と食い違っていると目立つ!目立つ!

どーしろっちゅーねん。(精進なう)



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我が家でろくに世話をされなくても毎年健気に咲いてくれる小菊たち。







黄色の花とかはブロックの隙間から生えています。
長年放置されたプランターとかから生えています。
ワイルドすぎるだろ!(ギャップ萌え~(*´∀`*(c(`Д´c)


そして去年から私がお迎えした大輪系日本ギクの『国華福徳』。



名前で選びました。

福よ来い。徳よ来い。

まだ咲き始めたばかりでどんどん巨大化していきます。
適当に世話をしただけでこの大きさなので、本格的に手入れしたらどうなるのか、
想像したくないです。グハリッ←花台上手く設置できない不器用野郎
奴は蕾が小さくてフェイントかけてくるから気をつけろ!


そして番外編。
最近になって秋明菊と教えていただいた花と
シャスターデージーの『サマースノーボール』です。


秋明菊


サマースノーボール

サマースノーボールは始めに一輪だけ咲いて後は音沙汰無しでしたが、
秋になってからはこれで三輪目でまだまだ次の蕾が控えています。
洋菊だったと思いますけれど、普通の菊と同じように花持ちは良いです。
支えを立てる程ではないけれど頭が重いので
雨が降った後に水滴が付いてよくうなだれています。
見る度に蟻にたかられているので蜜があるのですかね?

秋明菊は菊がついてるけど菊じゃないのか?





緑菊も植えたのですけれど、お母様がブッチ切t


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大変でした、マスキングテープが。(本当に!)

難易度は
植物<白背景マスキングテープ
でございます。

植物は時間かけて描けばそれなりにはなるのですが、
描き込むにも描き込みところが少ないものはごまかしが効かなくて、
出来栄えはその日の運で決まります。笑


マスキングテープは何回か描いたことがあるのですが、
その時は背景ありだったので一日でさらっと描けました。
…が、今回のような白背景に白い平らな目立った取っ掛かりのない物を描くと
グラデーションのムラが目立って何層も重ねる必要があったのと、
早く層を重ねたくて混ぜたジェル状のメディウムが早く乾き始めすぎて
ムラになったりベタついてホコリにまみれて凸凹ができ、
致命的だったのが一見乾いていたのに下層が熔け出して
やむなく全部溶かして剥がしたりとトラブル続きでした。
花部分でもダンマルで同じ失敗をしましたね…。
乾きの遅い冬場は小細工せずに大人しく最低限の画材だけで描けということですねわかります。
わかってません。やりました…。


画材にも花にも気温にも悩まされて、
限られた時間内でなかなか満足いく仕上がりという訳にはいきませんでしたが、
好きな植物を気兼ねなく小さいキャンバスに描けたので私にしては珍しく楽しく描けた方です。
変な曰くありません!!!(重要)
呪われてません!!!(多分)(え)



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次は水晶の勾玉と紐です。

下描きを描いて、見えないですが薄いシルバーホワイトとピーチブラックの混色をざっくり塗って
余分な絵の具を擦り落としてあります。



勾玉のツルッとした質感を出すにはツルッとした表面を維持して描くしかないので、
地道に薄塗りを重ねていくことにしました。

少しずつ濃くしていったグレーの単色塗りを三層重ねて中間色に近付けたところで、



グレーとシルバーホワイトの二色塗りに切り替え、細い筆で大まかに描き込みを始めました。





グレーのグラデーションを描こうとするとムラが目立ちやすく綺麗に描くのは難しいので、
細部のことは一先ず考えずに、大まかに塗って
層を重ねるごとにムラが目立たないようにすることを重点にしています。



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0号キャンバスの大部分の描画が終わったので、今度はクルミボタンのキャンバスを中心に進めていきます。




花の絵四枚目とクルミボタン二つ目をすっ飛ばしまして、
クルミボタン三つ目の制作はアンモナイトの化石です。



いつも通りに下描き…と思いきや
ほぼ原寸大で3cmの小さいキャンバスにこの細かさの下描きをしていたら
大変なので時間短縮にスキャンして複写したのちにトレースしました。
ですが、化石が小さくて上手くスキャンできずに画像が粗くなったので、
突起の目印だけトレースして結局は描き直しました。
上に紙を乗せて鉛筆で擦って形を写し取っていた方が正確で手っ取り早かったかもですね!


その後はとりあえず明度を暗くするために
毎度恒例のイエローオーカー(中間色の役目)のベタ塗りを二回しました。



画像は一回目のベタ塗りです。

その後バーントシェンナでざっくり陰影を付けた後、



簡単に凸凹と模様を描き込み、



シルバーホワイトで描き起こしました。




いつもならこの辺りでカマイユを打ち切って着彩に入っていますが、
化石の固有色が茶系なのと、
絵の具がしっかり乗っていないと化石のゴツゴツとした固い抵抗感が出ないもあって、
今回はもう少しカマイユに時間をかけるつもりでいます。


花を描いている時は十日で一枚を仕上げていましたが、
小さいキャンバスだと一気に描いて凸凹がでると目立ちやすいので、
クルミボタンは長期戦覚悟で少しずつ複数同時進行で描き進めていきたいと思います。



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